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アレクサの危険性は?盗聴されるのか、Amazon公式の仕組みと買う前に決める3つの設定

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アレクサの危険性は?盗聴されるのか、Amazon公式の仕組みと買う前に決める3つの設定

アレクサは、部屋の会話を常に盗聴しているわけではありません。Echoは「アレクサ」などのウェイクワードを検出してから録音を始めます。従来のAlexaでは、その録音を保存しない設定も選べます。

気をつけたいのは、聞き間違いで起動したときの録音と、Amazonアカウントの守り方の2つです。この記事では、Amazon公式の説明をもとに、どこまでが事実でどこからが誤解かを切り分けます。

この記事で分かること
  • アレクサが会話を盗聴しないと言える仕組みと、その例外(Amazon公式の説明)
  • 過去に報じられた「アレクサ盗聴問題」と、今の対策
  • 危険性を下げるために、Echoを買う前に決めておきたい3つの設定と使い方
  • プライバシーが気になる人のEchoの選び方
この記事を書いた人
tekuto

スマートスピーカー活用アドバイザー

tekuto
  • ・Alexa利用歴7年、音声デバイス15台
  • ・「使いこなせない」を解消するためゴミ出し太郎など12個のAlexaスキルを開発
  • ・初心者でもすぐ試せる活用術をお届けします

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結論|アレクサは常に盗聴しているわけではない

Amazonの公式ページでは、Echoはウェイクワード(「アレクサ」などの呼びかけ)を検出したときだけ聞き取りを始め、それ以外の会話は聞いていないと説明しています。例外は、聞き間違いで起動したときと、Alexa+の会話継続モードを使うときです。

一方で、Alexaに届いた声(リクエストの録音)は、デフォルトですべて保存される設定です。注意したいのは主に次の2つです。

  1. テレビの音や会話を「アレクサ」と聞き間違えて起動し、その数秒が録音される
  2. Amazonアカウントを乗っ取られ、録音や履歴を他人に見られる

1つ目は録音の保存期間とマイクオフボタンで、2つ目はアカウントの守り方で被害を小さくできます。順に見ていきます。

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アレクサが会話を盗聴しない仕組み

アレクサ(Echo)がウェイクワードを検出した声だけを暗号化してクラウドへ送り、周りの会話は送らない仕組みのイラスト

「ずっとマイクが付いているなら、全部聞かれているのでは」という不安には、Echoの中で起きていることを知るのが近道です。

ウェイクワードを検出してから音声をクラウドへ送る

Echoには「キーワードスポッティング」という技術が組み込まれています。本体はウェイクワードの音のパターンだけを検出し、ほかの音は無視します(Alexaのしくみ:ウェイクワード)。

ウェイクワードを検出すると、そこから先の音声がクラウドへ送られます。クラウド側でも本当にウェイクワードが言われたかを再確認する仕組みです。

ただし、聞き間違いはゼロではありません。公式ページでも、似た響きの言葉で起動してしまう例が挙げられています。テレビの音で起動しやすい家なら、ウェイクワードを「エコー」「アマゾン」「コンピューター」に変えてみるのも手です。

tekuto
tekuto

Alexaスキルを12個以上作ってきましたが、スキルに届くのは、話した言葉を文字にしたデータ(インテント名とスロットの値)です。作る側として、ここで生の声を受け取ったことはありません。

Echoが聞き取っているときは青いライトが光る

Echoが聞き取っているときと、音声をクラウドへ送っているときは、本体の青いライトが光ります(Alexaのプライバシー)。

呼んだ覚えがないのに青く光ったら、誤起動の可能性があります。何を聞き取ったかは、音声履歴で確かめられます。光り方の意味はアレクサが勝手に喋る原因と対策で色別に解説しています。

Alexa+の会話継続モードは応答後も少し聞く

日本でも早期アクセスが始まった新しいAlexa+には、続けて話しかけられる「会話継続モード」があります。

このモードをオンにすると、応答のあと短い時間や、Alexaの話をさえぎったときにも、音声がクラウドへ送られることがあります(Alexa+の信頼性とプライバシー)。従来のAlexaより聞いている時間が少し長くなる点は、知ったうえで使いましょう。

また、Alexa+ではEcho Showの画面にデバイス間のチャット履歴が表示され、端末に触れる人なら誰でも見られます。家族や来客と共有するEcho Showでは、デバイスの設定かAlexaアプリで表示をオフにしておきましょう。

Alexa+の始め方はAlexa+(アレクサプラス)とはで解説しています。

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過去に起きた「アレクサ盗聴問題」と今の対策

アレクサが怖いと言われる背景には、海外で報じられた2つの出来事があります。

2018年|Echoが夫婦の会話を知人に送った

2018年5月、アメリカのポートランドで、夫婦の会話の録音が知人に送られる出来事がありました。Amazonは、会話の中の言葉を「アレクサ」「メッセージを送って」と順に聞き間違えた結果だと説明し、まれなケースだとしています(ITmedia)。

盗聴機能があったわけではなく、誤起動が何度も重なった結果です。今は、身に覚えのない動作があったときに「アレクサ、どうしてそうしたの?」と聞けば、直前の動作の理由を確かめられます。

2019年|Alexaの録音の一部を人が聞いていた

2019年4月には、アメリカのBloombergが、Alexaの録音の一部をAmazonの従業員や委託先が聞いて文字に起こしていたと報じました。

現在、Amazonはこれを「人間による審査」として公式に明記しています。審査されるのはごく限られたリクエストのサンプルで、オフにもできます(プライバシー設定の仕方)。オフにする方法は次の章で紹介します。

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アレクサの危険性を下げる3つの設定

Alexaのプライバシー設定は項目が多く、すべてを見直す必要はありません。録音まわりの不安を減らすなら、まず次の3つを決めておきましょう。アカウントの守り方は、次の章で扱います。

設定 抑えられること 設定する場所
録音の保存期間 誤起動した録音の長期保存 Alexaアプリ(Alexaプライバシー)
人間による審査 録音を人が聞くこと Alexaアプリ、または音声
マイクオフボタン 聞かれたくない時間の誤起動 Echo本体のボタン

録音の保存期間を3か月か「保存しない」にする

Amazonの公式ページには「お客様の声はデフォルトですべて録音されますが、いつでも削除できます」とあります。保存期間は、Alexaアプリの「その他」>「Alexaプライバシー」>「Alexaデータを管理」>「音声録音」>「音声録音の保存期間を選択」で、次の4つから選べます。

  • 手動で削除するまで保存する
  • 18か月間保存する
  • 3か月間保存する
  • 音声録音を保存しない(過去の録音もすべて削除)

誤起動の原因を調べたいなら3か月が目安です。直近の録音を聞き返せます。プライバシーを最優先するなら「保存しない」を選びましょう。

tekuto
tekuto

2018年からEchoを使っていますが、録音は全部消すより短く残す派です。勝手に反応したとき、何を聞き間違えたのかを聞き返して確かめるのがいちばん早いからです。

音声で消したいときは、まず「音声による削除を有効化」をオンにするか、音声IDを登録しておきます。そのうえで「アレクサ、今言ったことを削除して」と言えば直近10分間、「アレクサ、今まで言ったことを全部削除して」と言えばすべての録音が消えます。

履歴の見方と消し方はアレクサの履歴を確認・削除する方法で、手順ごとに解説しています。

人間による審査をオフにする

録音を人に聞かれたくない人は、人間による審査をオフにします。いちばん簡単なのは、Echoに「アレクサ、音声録音の人間による審査をオフにして」と話しかける方法です。

アプリで設定するときは、「Alexaデータを管理」の「Alexaの改善に役立てる」にある、次の2つをオフにします。

  1. 音声録音の利用
  2. メッセージを使用することで、テキスト化を改善

Echo Showなら本体の「設定」>「プライバシーとアクセス権限」>「Alexaプライバシー」からも確認できます。

聞かれたくない時間はマイクオフボタンを押す

来客中や大事な電話の間など、聞かれたくない時間はEcho本体のマイクオフボタンを押しましょう。ライトが赤くなり、音声を検出できなくなります(マイクオン・オフボタン)。

このボタンはソフトの設定ではなく、回路の設計で働きます。赤いライトとマイクのどちらか一方にしか電気が流れない作りなので、赤いライトが点いている間はマイクに電気が届きません。もう一度押せば元に戻ります。

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録音以外の危険性|Amazonアカウントを守る

録音の次に気をつけたいのは、Amazonアカウントです。録音や履歴はアカウントにひも付くため、アカウントを守ることがそのまま録音を守ることになります。

  • Amazonアカウントで2段階認証を使う(Amazonが推奨している方法です)
  • 呼びかけ(ドロップイン)は初期設定でオフ。オンにしても、双方の許可がないと使えません
  • Amazonで新たに購入したEchoには、購入から少なくとも4年間、セキュリティアップデートが自動で届きます

(出典:Alexaにまつわる疑問について|About Amazon Japan)

Echoがハッキングされる可能性については、アレクサが勝手に喋る原因と対策の「アレクサがハッキングされる可能性は?」の章でまとめています。

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プライバシーが気になる人のEchoの選び方

マイクオフボタンはEcho DotにもEcho Showにも付いています。機種選びで差が出るのはカメラの有無です。

カメラがあること自体が気になるなら、カメラのないEcho Dot 第5世代を選びましょう。音楽・天気・タイマー・家電操作など、Alexaの基本はこれで足ります。

画面で天気や時計を見たいなら、Echo Show 5のようなカメラ付きの機種を選びましょう。Amazonの公式ページでは、カメラ付きのEchoは備え付けのカメラカバーでカメラを遮断できると説明しています。

機種ごとの違いはAmazon Echoの選び方で比べています。

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アレクサの危険性に関するよくある質問

Q今の会話をアレクサに聞かれたかもしれません。確かめる方法はありますか?
A
「アレクサ、聞こえたことを言ってみて」と話しかけると、直前に受け取ったリクエストを読み上げてくれます。消したいときは「アレクサ、今言ったことを削除して」で直近10分間の録音を消せます(事前に音声による削除の有効化か、音声IDの登録が必要です)。
Qアレクサの盗聴を「解除」する方法はありますか?
A
アレクサに盗聴機能はないため、解除する設定もありません。そのEchoに音声を拾わせたくないときは、本体のマイクオフボタンを押してください。赤いライトが点いている間は、マイクに電気が流れません。すでに保存された録音は、音声履歴から削除できます。
QAmazonは録音した声や個人情報を他社に売っていますか?
A
Amazonは公式ページで「お客様の個人情報を社外の第三者に販売しておりません」と説明しています。今の設定は「アレクサ、プライバシー設定を確認して」と話しかけると、保存期間などを答えてくれます。
Q何年も前に買ったEchoを使い続けても安全ですか?
A
Amazonは、Amazonで新たに購入された端末には、購入から少なくとも4年間セキュリティアップデートを自動で提供するとしています。4年を過ぎた機種は、Amazonの案内を確認したうえで使い続けるか判断しましょう。
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まとめ|アレクサの危険性は3つの設定で下げられる

この記事のポイント
  • アレクサはウェイクワードを聞いたときだけ録音を始め、常に盗聴しているわけではない
  • 危険性は「誤起動の録音」と「アカウントの乗っ取り」の2つに絞られる
  • 録音の保存期間(3か月か保存しない)、人間による審査のオフ、マイクオフボタンの3つで録音まわりの危険性を下げられる
  • アカウントは2段階認証で守り、カメラが気になるならEcho Dotを選ぶ

Echoが届いたら、初期設定を終えた最初の日に「アレクサ、音声録音の人間による審査をオフにして」と話しかけ、保存期間を3か月に変えておきましょう。