- Alexaを時計として使うことがある人
- スキルや定型アクションを使ってみたい人
- 時間(1秒)を大切にしたい人
あなたは「アレクサ、何時?」とAlexaに時間を聞くことはありますか?

手を使わずに、声が届けばどこにいても、時間を確認できるAlexaは便利です。
時間を知りたいときは、一刻一秒を争う場面も多いです。
- 朝の通学・通勤などで家を出る時間かどうかを知りたい時
- お迎えの時間まであとどれくらいか確認したい時
- ゲームや買い物などのイベント開始でスタートダッシュしたい時
急いでる時にこのようなことができたら便利ですよね。
- 1秒でも早く時間を教えて欲しい
- 秒数まで知りたい
このページではこのような理想を叶えることができる「シンプル時計」を紹介します。Alexa標準の時計より早くて便利です。

「シンプル時計」を使うと、1分1秒を大切にでき秒単位で効率的に生活できるようになります。
- いつもより30秒家を出るのが遅かったけど歩くスピードを調整して朝の電車に間に合った!
- リモートワークで次のミーティングまであと50秒あるから飲み物取ってこよう!
標準の時計から切り替えた後も、Alexaに話しかけるフレーズはそのままで利用できます。完全無料で使えるのでぜひ試してみてください!
忙しいあなたの時間をまもる最強の時計|シンプル時計とは
シンプル時計とは、今の時間(日本時間)をシンプルにお知らせする完全無料のAlexaスキルです。
Alexa標準の時計との違いはごくわずかですが、そこが大きな違いでもあります。Alexaの返答を比べてみます。
- 標準の時計:「午前7時56分です。」
- シンプル時計:「7時56分30秒です。」
どこが違うか分かりますか?間違い探しの気持ちでみると2つの違いが見つかります。
-
先頭に「午前」がついているどうか
-
末尾に秒数がついているかどうか
ご覧の通りたったの数文字違うだけです。この小さな工夫がもたらす効果を説明します。
シンプル時計のメリット
メリット1:標準より1秒早く時間を確認できる
時間を確認する場面を思い出してください。一番の知りたいことは、今が何時何分かという情報です。当たり前ですよね。
言い換えると、「午前・午後」という情報は正直不要です。生活リズムがかなり崩れていたり、監禁されて外の様子が全く分からないなどでない限り、聞かなくてもわかる情報です。
シンプル時計では、「午前・午後」という単語がないため、標準の時計より1秒早く何時何分かを知ることができます。
「1秒短縮できて何が嬉しいの?」と思うかもしれません。1日5回使うとすると、1年間で30分以上の時間を節約することができます。
ちりつもですが得られる効果は大きいです。

「アレクサ何時?」と一声でいうとさらに早く確認できるよ!
メリット2:秒数を確認できる
メリット1で書いた通り、時間を確認する時に一番知りたいことは何時何分かです。秒数は正直おまけです。
普段の生活の中では役立つことは少ないですが、急いでいたり時間がない時は秒数のおまけがとても役立ちます。
些細なことですが、ちょっとした工夫で暮らしを豊かにできます。
気になりポイント:スキルを使うと障害が増える?

Alexaスキルは仕組み上、インターネットに繋がっていないと使えないという制約があります。シンプル時計も同様で、ネットが落ちていると時間が確認できません。
ネットが落ちているときに標準の時計がどうなるかというと、実は使えなくなります。Alexa自体がネットに接続されないと何も出来ないのです。
シンプル時計は、Alexaが動いているサーバーと同じAWSという環境を利用しています。AWSが落ちることは非常にまれですし、落ちるときは両方落ちるということになります。したがって障害が起こりやすいということはありません。
レビューが星3.6、リピート率も65%以上で大好評!
developer.amazon.com
2021年9月からの2ヶ月間の実際の利用状況です。1週間後では**65%以上、4週間後でも60%**以上の人が使い続けています。
個人の経験(特にAlexaスキルの場合)では、20%〜30%程度あればかなり使われていると感じるのですが、その2〜3倍の数値が出ています。それだけ実用的なスキルであることが分かります。
アマゾンのレビューでも1600件以上評価していただき、星5つ中の4.1と高評価です。
レビューや利用データからも分かる通り、多くの人が使っているおすすめの時計です。
Echo Dot / Echo Show完全対応の時計
スキルによっては、利用するデバイスが違うと使用感が大きく変わるものもあります。
- Echo Showなどの画面付きデバイスでのみ利用できるスキル
- Echo Dotなどの音声デバイスでも使えるが利便性が落ちるスキル
シンプル時計は、Echo Dot / Echo Showなどデバイスの種類を問わず、先ほど述べた2つのメリットを提供しています。
- 標準の時計より1秒早く時間を確認できる
- 秒数を確認できる
画面付きデバイスの場合は、視覚的にも確認することもできます。
- 寝る前の電気を消して真っ暗な部屋で、目を閉じたままでも確認できる!
- Echo Showで画面が見えない位置や少し離れていても、声が届けば確認できる!
- 急いでいる朝に着替えながらなど、マルチタスクしながら時間を確認できる!
Echo Dot with clockではLEDディスプレイで時間を確認することができます。

シンプル時計を定型アクションに登録する
シンプル時計の2つのメリットを感じるためには、定型アクションの登録が必要です。定型アクションについて知りたい人はこちらのページで解説しています。
- いつも使っているフレーズで起動するようにする(例:「アレクサ、何時?」)
- デバイスの項目で「リクエストに使用するデバイス」を選択する
定型アクションが分からない・設定がめんどくさい方も安心してください。こちらから簡単に登録できます。
自分でフレーズを入力したり、スキルを設定する手間を省けます。リンクから登録すると5タップで設定完了で簡単です!
定型アクションの設定が終わったら、動作確認して見ましょう。「アレクサ 、何時?」と話しかけて秒数を教えてくれたらばっちりです!


起動フレーズはよく使うものにカスタマイズするのがおすすめです。
簡単登録リンクでは、「アレクサ 、何時?」で登録します。言いやすいフレーズがあれば変更しましょう。(例:「アレクサ 、時間教えて?」「アレクサ 、今何時?」)
※フレーズの変更は、2の画面の「実行条件」から設定できます。

定型アクションで時報として登録する
定型アクションの実行条件の「スケジュール」を使うと、時報としても利用できます。
アクションに登録するには、一度シンプル時計を有効化して、マイスキルから選びましょう。
- 通勤や通学で家を出発する平日の朝8時にお知らせする
- ご飯の時間や3時のおやつの時間がわかるように設定する
- 作業と休憩のメリハリを付けるために毎時0分と毎時10分に時報を鳴らす
余談|シンプル時計の開発裏話
実はこの「シンプル時計」なるスキルは、私(tekuto)が作っています。2020年6月8日に最初にリリースし、1年半たった今でも毎日使っているくらいおすすめです。
「今の時間を返す」というプログラムとしては非常に簡単なものなのですが、日々使う中で気になることやこうあったらいいなーというところを時々アップデートしています。かれこれ改めて振り返ってみると、13回の申請を行なっていました。
アップデート内容をいくつかご紹介したいと思います。
リリース当初は標準の時計が使いにくかった
リリースした当初、Alexa標準の時計は今の返事よりかなり長いものでした。
- ユーザー:「アレクサ、何時?」
- アレクサ:「東京都の現地時間は、2020年6月8日、午前7時56分です。」

というのがきっかけでシンプル時計を作りました。
当時のシンプル時計の返事は「7時56分です。」のように秒数はありませんでした。
分かりやすく比較できるように表にしました。圧倒的ですね。
文字数 | 読み上げ時間 | |
---|---|---|
Alexa標準 | 30文字 | 8.41秒 |
シンプル時計 | 8文字 | 3.26秒 |
Alexa標準の時計が進化する
しばらくするとAlexaの怒涛の改善が始まりました。

かなり力をいれています。(ソース)
返答がシンプルになった
場所と日付がなくなり、いまの返答と同じ形にシンプルになりました。
- アレクサ(改善前):「東京都の現地時間は、2020年6月8日、午前7時56分です。」
- アレクサ(改善後):「午前7時56分です。」
音声だけでなく、視覚的に時間を確認できるようになった
2018年に、Echo Spot(丸型の画面付きデバイス:販売終了)やEcho Showが日本でも発売開始になりました。当初は高価なことと、画面付きデバイス対応の使いみちがそこまでなく人気がありませんでした。
2019年にEcho Show 5(安価な画面付きデバイス)が発売され、徐々にシェアを増やしていきました。それまではEcho Dotなどのサウンドデバイスが主流だったところが、2020年後半に画面付きデバイスも一定のシェアを占めるようになりました。
画面付きデバイスシェア率:瞑想の時間のデータ
ミッキーマウスデザインの壁掛け時計(Echo Wall Clock)や、LED表示がついたEcho Dot with clock などのデバイスが発売され、Alexaで時間を確認する方法が増えました。
シンプル時計も対抗
Amazonの猛攻もあり、シンプル時計もそれに対抗することにしました。
パフォーマンス改善で3倍早く
当時気になったこととして、Alexa標準の時計で「アレクサ、何時?」と聞いた時に若干反応が遅いなぁと思うことがありました。
改善を繰り返した結果、3倍ほど早くなり平均0.2秒、中央値は0.1秒で落ち着きました。1秒を大切にするためには細かい部分も大事です。
developer.amazon.com : シンプル時計のレスポンスタイム
画面付きデバイスに対応
APL(Alexa Presentation Language)というHTMLのような感じで画面をデザインできる機能を使って、視覚的にも時間を確認できるようにしました。
丸形デバイス(Echo Spot)にも対応
音声でも秒数を確認できるように
リモートワークすることが増え、お昼にご飯を作っていると休憩時間がギリギリになります。さらに休憩の直後にミーティングがあると遅刻できないので、秒数が気にしはじめました。
シンプル時計ではもともと、画面付きデバイスでは秒数も確認できます。うちで使っているEcho Show 10(話し手に画面が見えるよう回転できる)で、皿洗い中によく時間を確認しているのですが、回転する時間がもったいない!ということから、秒数も返答するようにしました。
tekutoが一番気に入っているEchoデバイスのEcho Show 10についてはこちらで紹介しています。
【Echo Show 10】4年使用レビュー!回転機能でリビング&キッチンが超進化
【リアルレビュー】Echo Show 10を4年使ってわかった!回転機能が家事を劇的に楽に。動画視聴やビデオ通話も進化。Echo Show 10の魅力を余すことなく紹介。

という感じで時々アップデートしていまして、これからも使いやすい時計を目指して開発していきます。
ご意見ご要望があれば、Amazonのレビューやお問い合わせからお気軽にいただければと思います。
↑ 目次に戻るAmazon Echoで秒数表示できるシンプル時計のまとめ
Alexa標準の時計と比較して、より実用的な時計スキル「シンプル時計」を紹介しました。
Echo Dot / Echo Showなどデバイスの種類によらず利用できるので、Alexaユーザーは誰でも使える方法です。
- 標準の時計より1秒早く時間を確認できる
- 秒数を確認できる
定型アクションを利用すると、いつも使っているフレーズはそのままでこれらのメリットを得られます。(定型アクションの簡単登録はこちら)
完全無料なのでぜひ使ってみてください。そして1秒を大切にしてより豊かな生活を送りましょう!
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