防犯カメラとアレクサが連携できることをご存知ですか?
Amazonデバイスの Ring Spotlight Cam Plus(スマートカメラ)を使うと、 家族の帰宅や宅配業者を確認したり、不審者を検知し自動で録画しアラームを鳴らすことができます。

この記事では、Ring Spotlight Cam Plusの使い方や設置方法、他のデバイスとの比較、メリット・デメリットなどを分かりやすく紹介します。
この記事を読むと、スマートカメラを検討中のあなたが「Ring Spotlight Cam Plus」を選ぶべきかどうかが分かります。
メリット | デメリット |
---|---|
高画質で夜も利用できる | 取り付けにネジを使う |
機能が豊富 | 価格が安くない |
結論は、豊富な機能やアレクサ連携など、自分でカスタマイズしてスマートホームを実現したい方におすすめです。
逆に、できるだけ設定不要でシンプルな屋外カメラが欲しい人は、別のものがよいかもしれません。
おうちの中も外も、スマートで安全な生活を求める方はぜひチェックしてみてください。
Ring Spotlight Cam Plusの概要・できること
Ring Spotlight Cam Plusのスペックについて見ていきましょう。
Ring Spotlight Cam Plusでできること
Ring Spotlight Cam Plusは、さまざまな場所や使い方ができる高性能なスマートカメラです。
Ring社はスマートドアホンやセキュリティカメラを開発しているアメリカの会社で、2018年4月にAmazonが買収しました。
2022年に日本でもRing製品が販売開始され、アレクサと連携できるAmazon公式のスマートカメラとして注目されています。
Ring製品の中でも最上位モデルのRing Spotlight Cam Plusは屋外の監視に特化しています。
本製品は、フルHDの高解像度、モーション検知や夜間の監視にも対応している高機能なセキュリティカメラです。
機能 | 説明 |
---|---|
モーション検知 | 人や車などの動くものを検知し、自動で通知や撮影ができる |
夜間の監視 | LEDセンサーライト搭載で、人を検知すると明るく照らす |
双方向音声 | ライブ映像を確認しながら話しかけられる |
詳しくはこちらの動画もご覧ください。
他のRingデバイスとの比較
4種類のRingデバイスがあり、Ring Spotlight Cam Plusはその中でも最上位の屋外用セキュリティカメラです。
Ring Spotlight Cam Plus | Ring Indoor Cam | Ring Stick Up Cam Battery | Ring Battery Doorbell Plus | |
---|---|---|---|---|
一言コメント | 高機能な屋外カメラ | 屋内カメラ | 屋外カメラ | 屋外用インターホン |
定価 | 24,980円 | 4,980円 | 11,980円 | 24,980円 |
バッテリー対応 | 2個搭載可 (1個同梱) | 未対応 (マイクロUSB電源) | 1個搭載可 (1個同梱) | 1個搭載可 (1個同梱) |
屋外対応 | IP65等級 防塵防沫 | 未対応 | IP55等級 防塵防沫 | IP55等級 防塵防沫 |
LEDセンサーライト | あり | なし | なし | なし |
視野角 | 水平140° | 対角143° 水平115° 垂直59° | 対角130° 水平110° 垂直57° | 水平150° 垂直150° |
ビデオ | 1080p HD カラーナイトビジョン | 1080p HD カラーナイトビジョン | 1080p HD ナイトビジョン | 1536p HD+ カラーナイトビジョン |
モーション検知 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
サイレン機能 | 対応 | 対応 | 対応 | - |
サイズ(cm) 幅 x 高さ x 奥行 | 7.64x 8.05 x 12.62 | 4.9 x 4.9 x 9.6 | 6.0 x 6.0 x 9.7 | 12.8 x 6.2 x 2.8 |
カラー | 2色 ・ホワイト ・ブラック | 2色 ・ホワイト ・ブラック | 2色 ・ホワイト ・ブラック | 1色 ・サテンニッケル |
発売月 | 2023年2月 | 2023年6月 | 2022年4月 | 2023年6月 |
屋外用カメラは Ring Spotlight Cam Plusと Ring Stick Up Cam Batteryの2種類ありますが、Ring Spotlight Cam Plusが高性能モデルのためおすすめです。
LEDセンサーライト搭載で単体で夜間利用ができたり、防水性能やビデオ画質もよりバージョンアップしています。
また、屋内用はRing Indoor Cam、インターホン用はRing Battery Doorbell Plusと用途ごとにモデルが分かれているので使い方に合わせて選びましょう。
Ring Spotlight Cam Plusを使うために必要なモノ
Ring Spotlight Cam Plusを実際に動かすまでに使ったものを紹介します。
- スマホ
- Wi-Fi
- プラスドライバー
- ドリル or 取付マウント
初期設定や映像の確認はスマホのRingアプリを利用し、カメラを見たりデータを保存するためにWi-Fiが必要です。
Ringデバイスを屋外に設置するときに、プラスドライバーを利用します。
壁や軒に穴を開けて設置する場合はドリルが必要で、雨樋(雨用の配管パイプ)などに取り付けるマウント(別売)を使うとドリルは不要で、ドライバーで対応できます。

- Echoデバイス(アレクサ)
- 脚立(はしご)
映像の確認や設定はスマホのRingアプリでもできますが、アレクサと連携するとより便利に使えます。
例えば、定型アクションと連携して人を検知したら電気をつけたり通知をしたり、Echoデバイスでカメラの様子を確認するのがおすすめです。
Ringデバイスの設置場所は、高さ3mの位置が推奨されています。
▲ Ring Spotlight Cam Plusの設置場所の説明
肩車や箱などで頑張れば届くかもしれない距離ですが、電池交換でときどき取り外しが発生するので脚立があると安全で便利です。
▲ 普段使っているおすすめの脚立はこちら
↑ 目次に戻るRing Spotlight Cam Plusのレビュー
屋外用カメラのRing Spotlight Cam Plusの見た目や使用感についてレビューします。
Ring Spotlight Cam Plusの外観やサイズ
Ring Spotlight Cam Plusは洗練されたモダンなデザインで、多くの家に違和感なくなじみやすい見た目をしています。
カラーはホワイトとブラックの2色で、大きさは幅 x 高さ x 奥行それぞれ76.4mm x 80.5mm x 126.2mm、重さ292gです。
片手くらいのコンパクトなサイズ感で、取り付け場所にも困らないところが嬉しいポイントです。
▲ Ring Spotlight Cam PlusはEcho Dot with clock 第5世代より少し大きいサイズ
正面にカメラとライト、背面には設置用の接合パーツ、底面はバッテリー用のカバーという構造です。
操作用のボタンはRingデバイスにはついておらず、スマホのRingアプリで設定やモードの切り替えを行います。
全ての操作が遠隔でできるので、一度設置すると電池が切れるまで取り外しの手間もかかりません。
Ring Spotlight Cam Plusの設定方法
Ringデバイスを使い始めるためには3つの手順が必要です。
まずはアプリとデバイスの設定(Step1〜Step2)について紹介します。
- Ringアプリのインストール
- Ringアカウントの作成
- QRコードの読み取り
- デバイスの起動
- Wi-Fi接続
- 住所の登録
- 設置場所の選定
- 取付プレートの設置
- カメラの取り付け
- モーション検知、プライバシーなどの設定

Ringアプリの設定
- Ringアカウントが必要
- アレクサ連携するにはAmazonアカウントとリンク
Ringデバイスの設定や映像の確認にはスマホのRingアプリが必要です。
各OS用のアプリを最初にインストールしましょう。
次にアプリを立ち上げ、Ringアカウントを作成します。
名前やメールアドレスやパスワード、国などを入力します。
▲ Ringアカウントの作成
アレクサ連携する場合は、Amazonのアカウントとリンクしましょう。(スキップ可)
▲ RingアカウントとAmazonアカウントの連携
Ringデバイスの設定
アプリの説明にしたがって、Ringデバイスのセットアップを行います。
今回のRing Spotlight Cam Pulsの場合は「セキュリティカメラ」を選択し、Ringデバイスの横に貼ってあるQRコードを読み取ります。
▲ Ringデバイスのセットアップ
次にデバイスを設置する場所を設定します。
場所の設定はスキップできず、正確な住所の登録が必要です。
登録された住所は、使用環境や用途に合わせてメッセージを受け取ったり、複数デバイスを管理するために利用されます。
▲ 住所が見つかりませんか?を押すと地図を見ながらピンで指定でき便利
次にデバイス本体を準備します。
保護フィルムやバッテリーの絶縁シールを剥がし、利用できる状態にします。
電池を入れるとRingデバイスが起動しアナウンスが始まります。
ガイドに従って設定を完了させましょう。
Ring Spotlight Cam Plusの取り付け方
アプリとデバイスの設定が終わったら、完了するまでもう少しです。
壁(垂直)または軒(水平)の設置場所に合わせて、Ringデバイス背面の取付プレートの向きを調整します。
今回は垂直に設置するので、下方向にボールが向くように向きを変更します。
取付プレートを壁に固定して、カメラ本体を取り付けます。
プレートを壁に取り付けたら、ベースのネジを緩めて、カメラのボールを入れ込みます。
カメラの角度を調整したらベースのネジを締めて固定すると設置完了です。
最後に、アプリの設定で4つの設定を行います。
- モーション検知の頻度
- モーション設定
- プライバシーマスクと音声の設定
- モードの設定
▲ モーション設定などは後から設定も可能
モーション(人の動きなど)を検知する頻度や範囲を調整することで、誤検知や電力消費を削減できます。
また、撮影時に隣のお家や通行人を映さないように調整できるのでうまく活用しましょう。
モード機能は、「解除」「在宅」「不在」の3つのモードごとに通知やモーション検知を設定できる機能です。
アラートを無効化したいときは解除モード、しっかり監視したいときは不在モードにするなどで便利に制御できます。
Ring Spotlight Cam Plusのメリット・便利なところ
Ring Spotlight Cam Plusのおすすめポイントを紹介します。
- 高画質で夜も利用できる
- 機能が豊富
高画質で夜も利用できる
フルHDのカメラと140°の広い視野角を持つため、映像が鮮明に映し出されます。
カメラの左右についているLEDセンサーライトとカラーナイトビジョンで、夜でもしっかり撮影でき、24時間おうちの見守りができ安心です。
機能が豊富
Ringアプリやアレクサと連携すると次のようなことができます。
- リアルタイムで映像確認
- 人や動くものを検知して通知
- 双方向での音声通話
- 録画映像の再生
- アラート(サイレン)機能
- スケジュール機能(モーション検知・照明)
- 共有アクセスの設定
- スナップショットの撮影機能(時間間隔で自動撮影)
- モード機能(解除、在宅、不在)
- ジオフェンス機能
- 複数の場所の管理
- Echoデバイスでカメラの確認
- Echoデバイスでモーション検知を通知
一般的なネットワークカメラや防犯カメラと比べてできることも多く、今後のアップデートにも期待できる点がおすすめです。
Ring Spotlight Cam Plusのデメリット・不便なところ
Ring Spotlight Cam Plusのイマイチなところを紹介します。
- 取り付けにネジを使う
- 価格が安くない
取り付けにネジを使う
壁や軒に設置するために、ネジ穴を開けることに抵抗がありました。
そこで今回は、雨樋(屋根や壁に走っている雨水などを流すパイプ)に 防犯カメラ用のマウントを取り付けて設置しました。
自分でDIYしたり、Ring専用のマウントを活用するのもよいでしょう。
価格が安くない
Ring Spotlight Cam Plusは定価が24,980円と決して安くはありません。
さらに、録画を残すためにサブスクのRing Homeに加入するとさらに費用がかかります。
- 最大180日のビデオ履歴
- ビデオのダウンロードや共有
- スナップショットの撮影
- パーソンアラート
- スナップショット付き通知
しかし、セコムなどのホームセキュリティに比べると全然安く、セールやRing Homeの無料体験を利用すると費用が抑えられます。
ぜひ、キャンペーンやセールを活用してお得に手に入れましょう。
Ring Spotlight Cam Plusの口コミ・評判
実際に使われているユーザーさんの感想やネット上での評判をご紹介します。
Ring Spotlight Cam Plusの良いところの評判・口コミ
- 電池の持ちが良い
- 画質がよい
- 遅延が少ない
使用頻度にもよりますが、バッテリー2個搭載で安定して動作できるという声や、夜でもしっかり見える高画質や遅延が少ないというレビューもありました。
Ring Spotlight Cam Plusのイマイチなところの評判・口コミ
- マグネットでの取付ができない
- 常時録画はできない
- 月額料金がかかる
「マグネットでの取付ができない」という声に対しては、取付自在版とステンレスバンドでDIYしたり、専用のマウントを使うのも良いでしょう。
また、SDカードなどローカルへの保存はできず、録画するには月額サービスのRing Homeへの加入が必要なところを理由に、購入を足踏みしている方もいらっしゃいました。
- Home Basicプラン(デバイス1台):月額350円または年額3,500円
- Home Standardプラン(世帯あたり):月額1,180円または年額11,800円
Ring Homeに加入すると最大180日の映像がクラウドに保存され、必要があれば映像をダウンロードすることも可能です。
Ring Homeに登録しない場合も、アラートやライブ映像や双方向通話は利用できるのでぜひ活用しましょう。
↑ 目次に戻るアレクサを活用したRingデバイスのおすすめの使い方
Ring Spotlight Cam Plusでおすすめの使い方を紹介します。
不審者対策
家や車、バイクなど外に置いているものはどうしても無防備になりがちです。
怪しい人が来たり事故が起こったときに、防犯カメラとして確認したり記録を残せるので万が一のときの備えになります。
自宅だけでなく、オフィスや倉庫などにもおすすめです。
家族やペットの見守り
モーション検知で子供や家族が帰ってきたときに、映像や通知をスマホで確認することができます。
外飼しているペットの様子もいつでも確認できるので安心です。
農作物やお庭の監視
モーション検知では、人だけでなく動物なども検知できます。
畑の様子や天候を確認したり、盗難や獣害被害を避けるのにも役立ちます。
宅配の通知
2階や部屋にいるときなど備え付けのチャイムが聞こえないときや、外出中などに宅配が来たときもスマホの通知で確認できます。
双方向通話に対応しており、簡単なやり取りなどもできるので便利です。
↑ 目次に戻るRing Spotlight Cam Plus のよくある質問

Ring Spotlight Cam Plusのまとめ
Ring Spotlight Cam Plusは豊富な機能と高画質の映像で安心しておうちを守れるAmazonデバイスで、アレクサユーザーやカスタマイズ好きな方におすすめの屋外用セキュリティカメラです。
洗練されたモダンなデザインでどこにでも違和感なくなじみやすく、壁や軒だけでなく別売りのマウントを使うと柱や雨樋などどこにでも取り付けできます。
Ringアプリやアレクサとの連携で、一般的なセキュリティカメラよりも多くの事ができ、生活に合わせてさまざまな使い方ができるところも嬉しいポイントです。
- リアルタイムで映像確認
- 人や動くものを検知して通知
- 双方向での音声通話
- 録画映像の再生
- アラート(サイレン)機能
- スケジュール機能(モーション検知・照明)
- 共有アクセスの設定
- スナップショットの撮影機能(時間間隔で自動撮影)
- モード機能(解除、在宅、不在)
- ジオフェンス機能
- 複数の場所の管理
- Echoデバイスでカメラの確認
- Echoデバイスでモーション検知を通知
おうち生活をより安全・快適に送るのにぴったりなデバイスです。ぜひチェックしてみてください。